最新の院外活動

2012年10月01日 執筆著書

「JOHNS」 Vol.28 No.10 2012

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特集 他科が耳鼻咽頭科に求めるもの・提供できるもの

眼科から耳鼻咽頭科に p1579~1585

林 憲吾・嘉鳥信忠

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眼窩骨折診療について診断、治療法の注意点について紹介しています。耳鼻咽頭科ではバルーンを使用した経副鼻腔手術が一般的ですが、骨膜が破綻し大量の眼窩内組織が副鼻腔へ脱出した開放型骨折や外眼筋や眼窩脂肪が絞扼された閉鎖型骨折で副鼻腔側からバルーンを使用した整復術で、正常な眼球運動への改善を図ることは困難であるため、本稿では経皮アプローチによる整復手術ついて解説しています。

2012年08月26日 国際学会発表・講演

APSOPRS(Asia Pacific Society of Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery) 2012

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Postoperative safety of frontalis suspension using polytetrafluoroethylene(Gore-tex)sheet for severe ptosis.

Kengo Hayashi, Nobutada Katori,Kenichiro Kasai,Taro Kamisasanuki,Kenichi Kokubo

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シンガポールで行われた眼形成の国際学会で、ゴアテックスシートを使用した前頭筋吊り上げ術の安全性について発表しました。

2012年07月15日 国内学会発表・講演

第1回 日本涙道・涙液学会

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口唇口蓋裂を伴った先天性骨性鼻涙管閉塞の1例

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保 健一

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顔面奇形を伴う先天性鼻涙管閉塞症では、骨性鼻涙管閉塞や涙道奇形を伴う場合があります。口唇口蓋裂を伴う先天性骨性鼻涙管閉塞に対して3回のDCR手術を施行後、長期的に良好な結果を得た1例の経過について報告しました。

2012年06月30日 国内学会発表・講演

第30回 日本眼腫瘍学会

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外眼筋を含む線維化腫瘤を来した幼児の3例

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎

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複数の外眼筋を巻き込む眼窩原発の線維化腫瘤を来した女児3例を報告しました。線維性腫瘤の牽引により眼球運動障害と眼瞼後退を来たし、手術による病理検査の結果、世界的にも報告の少ない若年性線維腫症のデスモイド型乳児線維腫症と考えられました。

2012年05月27日 執筆著書

「眼科ケア」Vol.14 No.5 2012

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睫毛乱生・眼瞼内反 p15~19

林 憲吾

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“さかさまつげ”には、まつげ(睫毛)が眼球に接触している病気をいいますが、大きくわけて三つの疾患があり、その病態と治療について解説しています。

A)眼瞼内反:加齢によるまぶたのテンションがゆるみ、まぶた自体が内側に回転してひっくりかえっている状態です。

B)睫毛内反:主に小児のさかさまつげです。生まれつき睫毛を外に向けて牽引する力が弱く、さらにまぶたの余剰皮膚により睫毛が内側に押されることが原因です。

C)睫毛乱生:まぶたの向き・位置は正常で大部分の睫毛の向きも正常ですが、一部の睫毛のみ配列が乱れて内側へ向いて生えている状態です.

 

 

2012年04月29日 筆頭英語論文

RETINA

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Two-year outcomes of intravitreal bevacizumab for choroidal neovascularization in Japanese patients with pathological myopia.

Hayashi K, Ohno-Matsui K, Shimada N, Moriyama M, Hayashi W, Tokoro T, Mochizuki M.

RETINA. 32:687-695, 2012

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近視性脈絡膜新生血管(CNV)に対して、ベバシズマブ(アバスチン)硝子体注射(IVB)を施行し、2年以上経過を観察できら69名75眼のデータから、IVBでは中心窩下以外(網膜の中央視野に相当する中心部以外)のCNVでは視力は改善しますが、中心窩下(網膜の中央視野に相当する中心部)のCNVは視力は維持程度であることがわかりました。今後このタイプのCNVに対しては新しい治療法を模索する必要があることを報告しました。

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