眼瞼痙攣、眼瞼外反、顔面神経麻痺、眼瞼腫瘍など

眼瞼外反

眼瞼外反とは、主に下まぶたが外に反り返っている「あっかんべー」の状態をいいます。原因として加齢や顔面神経麻痺や術後の瘢痕などでおこります。手術は水平方向の矯正(Lateral tarsal stripなど)を行います。

他院で眼瞼内反症の手術後に眼瞼外反症となった症例。水平方向の眼瞼短縮術

水平方向の眼瞼短縮術

項目 内容
治療内容 まぶたを切開し、ゆるんだ幅だけ短縮するように切除し、縫合します。必要に応じて、まぶたの裏の粘膜(瞼結膜粘膜)を短縮します。 あるいは、目尻のまぶたを切開し、ゆるんだまぶたを外上方向に引き上げて、固定します。
治療期間・回数 1~3回(約2か月を目安)
費用 約17,000円(片側、3割負担の場合)
リスク・副作用 腫脹と内出血が生じますが、徐々に吸収してきます。

兎眼 (顔面神経麻痺などによる閉瞼不全)

兎眼(とがん)とは、上眼瞼の閉瞼不全(上まぶたが閉じれない)の状態のことを言います。原因は、顔面神経麻痺や眼瞼下垂手術の過矯正などがあります。閉瞼しやすくするために、挙筋群を延長する手術などがあります。

顔面神経麻痺による眉毛下垂、眼瞼皮膚弛緩

顔面神経麻痺により、眉毛が下がり(眉毛下垂)、まぶたの皮膚もたるむ(眼瞼皮膚弛緩)状態です。 上まぶたが閉じることができる状態で、眼球表面に乾いた傷もなければ、眉毛の位置を挙げる手術と、まぶたの皮膚のたるみを切除する手術をします。

顔面神経麻痺形成手術(静的)

眉毛固定、眉毛下皮膚切除

項目 内容
治療内容 眉毛上部(前額部)の皮膚を切除します。
治療期間・回数 約4回(初診時・手術日・抜糸日・手術から約2か月後)
費用 両側で約50,000円(3割負担の場合)
リスク・副作用 多少の出血は必ずあります。はれと内出血が生じますが、徐々に改善してきます。

眼瞼腫瘍

眼瞼腫瘍は、良性の場合、浅い局所切除を施行します。悪性を疑う場合、原則的に広範囲に全層を切除します。

結膜弛緩症

結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)とは、加齢により白目の膜(結膜)がゆるみ、涙目や異物感など、様々な症状の原因となります。
治療方法として、結膜切除法、結膜縫着法、電気凝固法などがあります。
結膜縫着法、電気凝固法は数分程度の短時間で施行可能です。

結膜弛緩症:電気凝固法

電気凝固法

項目 内容
治療内容 緩んだ下方の粘膜を電気で凝固します。必要に応じて、涙丘部(目頭の粘膜の隆起)を適量切除します。
治療期間・回数 1~2回
費用 両側で約10,000円(3割負担の場合)
リスク・副作用 凝固した白目の部分は結膜下出血と充血のため、しばらく赤くなりますが徐々に軽快します。自覚症状の改善がみられるのは約8割程度の症例です。

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休診日は水曜、土曜午後、日曜祝祭日です。

午前診療は9:30〜12:30、午後診療は14:30〜17:30からとなります。

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院長が手術の時は、副院長か横浜市立大学医師が外来を担当します。

水曜は、他施設で専門外来、手術のため休診です。

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