一般眼科の診療をはじめ、まぶたや涙目の専門の治療を行います。
当院では眼科全般に対応しております。その中でも、まぶたや涙目の専門の治療および手術に力を入れています。皆様の目のかかりつけ医として、一人一人の患者さんに合わせた最適な医療をご提供できるように努めています。
一般眼科
ものもらい、目のかゆみ、ドライアイ、コンタクト処方、白内障など、目の不調全般についてお気軽にご相談ください。
主な疾患、症状
まぶたのはれ(ものもらいなど)
まぶたに細菌が感染して腫れと痛みを伴うタイプ(麦粒腫:ものもらい)や、目の脂の成分がまぶたに溜まって腫れるが痛みがないタイプ(霰粒腫)などがあります。お薬でよくならない場合、手術が必要な場合もあります。霰粒腫で皮膚側に炎症が及んで手術する場合、皮膚を小切開する必要があります。
▼術前・術後写真に通常必要とされる治療内容や詳細なご説明
項目 | 内容 |
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治療内容 | まぶたを切開し内容物を排出します。 皮膚側に大きくなっている場合は、皮膚を1~2cm横向きに切開し、最後に皮膚を縫合します。裏の粘膜側に大きくなっている場合は、皮膚は切らずに、粘膜側を切開します。粘膜は自然に治りますので、縫合しません。 |
治療期間・回数 | 2~3回(約2か月を目安) |
費用 | 約6.000円(3割負担の場合) |
リスク・副作用 | 多少のはれと内出血が生じますが、徐々に吸収して軽減します。 |
結膜炎
細菌やウイルスの感染や、アレルギーなどでおこる白目の充血やメヤニがでる病気です。 原因の適切な診断とその原因にあわせた治療が必要となります。とくにウイルス性のものは感染しやすいため、人にうつさないよう注意が必要です。花粉やハウスダストなどに対するアレルギーでかゆみを伴う結膜炎の場合は、その程度にあわせた抗アレルギー薬を使用します。
ドライアイ
涙の量が少なく、眼が乾燥し、黒目の表面に傷が付く病気です。眼が乾くような違和感を感じたり、充血しやすい方は、涙液と眼表面の検査をお勧めします。角膜を保護する目薬や、涙をためるための涙点プラグ挿入や涙点閉鎖術などの処置もあります。
眼精疲労
仕事や勉強で長い時間近くのものを見続けると、慢性的な眼の緊張と疲れが、眼の奥の痛みや重い感じなどの症状として現れます。眼精疲労の根本的な治療は、眼を休めることが一番ですが、日常的に長時間のデスクワークが必要となる方は眼精疲労に応じた点眼の使用をお勧めします。
メガネ・コンタクトレンズ処方
近視、遠視、乱視、老眼など眼の状態と年齢に合わせてメガネやコンタクトを処方します。 感染やアレルギーの予防のため、当院では清潔な1日使い捨てのソフトコンタクトレンズをお勧めします。コンタクトレンズをつけているときに眼の乾き、かゆみ、充血などの症状がある方もお気軽にご相談ください。
白内障
加齢などによって目の中のレンズ(水晶体)が白く濁ってしまう病気です。物がかすんで見えたり、明るいところでまぶしく感じるなどの症状がある方はご相談ください。白内障の程度に応じて、適切な時期に白内障手術をお勧めします。
緑内障
緑内障とは、視神経が障害され視野が狭くなる病気です。日本では失明原因の第1位であり、40歳以上の20人に1人が緑内障と言われています。自覚症状がほとんどないままに進行します。そのため、40歳を過ぎたら、眼底検査を受けることをお勧めします。視神経乳頭の状態から緑内障の疑いがある場合は、精密視野検査が必要です。早めの診断と進行予防の治療が重要です。
- このような症状やお悩みがある方は
ご相談ください。 - 血縁者に緑内障と診断された人がいる。
- 近視が強い。
- 視野の一部が暗く欠けている気がする。
- 歩行中に、よく物にぶつかる。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症とは、糖尿病の合併症の1つです。
日本の視覚障害の原因としては緑内障に次いで第2位です。眼底の小出血などの初期には自覚症状はありません。血糖値が高い状態を放置して、さらに網膜症が進行すると、視力の低下をきたします。
糖尿病と診断された方は、自覚症状がなくても定期的に眼底検査を受けることをお勧めします。必要に応じて眼底のレーザー治療も対応いたします。
- このような症状やお悩みがある方はご相談ください。
- 内科で血糖値が高いと言われた。
- 視力がさがった。見えにくい。
- 糖尿病の薬を使っている。
- 視界に見えにくいところがある。
眼瞼疾患
眼瞼疾患とは、眼瞼下垂や逆さまつ毛、眼瞼外反、眼瞼腫瘍などまぶたの病気のことです。 当院では、豊富な執刀実績を持つ眼形成を専門とする院長が、手術を行っております。なお、美容目的の自由診療ではなく、健康保険が適用となる疾患を対象とします。
涙道疾患
涙が鼻にぬける道(涙道)が細くなったり、つまったりすると、 「いつも涙があふれそう」、「眼がウルウルしていて、見えにくい」、「めやにが多い」などの症状を感じます。涙道がつまると、膿がたまって目頭が腫れることもあります。
近視、強度近視
下のイラストのように、眼軸の長さが伸びることによって、近視が生じることを軸性近視と呼びます。強度近視では、眼軸の伸びる程度が大きく、網膜に様々な異常をきたす危険性が高くなります。近視の強い方は、定期的な眼底の精密検査をお勧めします。
高額療養費制度について
手術など高額な治療費の一部が還付される制度があります。
手術費等で治療費が高額になった場合、一定の自己負担限度額を超えた費用が払い戻される制度(高額療養費制度)があります。年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められています。いくつかの条件を満たすことで、負担をさらに軽減する仕組みも設けられています。
所得・年齢ごとの自己負担限度額及び申請方法など詳細については、厚生労働省のホームページ 高額療養費制度を利用される皆さまへのPDFファイルをご覧ください。
厚生労働省のホームページ「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
- 高額療養費の還付は、1ヶ月分ごとの支払額の合計が対象となります。
- 生命保険に加入していて手術給付金特約がある方は、給付金を受けることができる場合があります。
詳しくは、ご契約の生命保険会社にご確認ください。
- 入院・宿泊の希望の方へ
- 手術の際、宿泊をご希望の方は、桜木町近辺のホテルをご紹介いたします。