2010年11月11日の院外活動

2010年11月11日 国内学会発表・講演

第64回 日本臨床眼科学会 

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日本強度近視眼底研究会

近視性脈絡膜新生血管に対するPDTとベバシズマブ硝子体注入の治療成績

林 憲吾・大野京子・島田典明 ・森山無価・宮澤 有里子・林 和歌子・ 所敬・ 望月 學

コメント

近視性脈絡膜新生血管(CNV)に対する光線力学療法(PDT)43眼、ベバシズマブ(アバスチン)硝子体注射(IVB)治療75眼の2年後の成績をCNVの位置を中心窩下(中心視野に相当する網膜の中央部)と中心窩下以外(網膜の中央部以外)に分け、さらに網脈絡膜萎縮の発生、拡大の影響を比較検討しました。その結果、PDTではCNVの位置に関わらず視力は維持程度であり、IVBでは中心窩下以外のCNVでは視力は改善しましたが、中心窩下のCNVは視力は維持程度でした。両群とも中心窩下CNVでは高率に広範囲に萎縮が発生したため、今後このタイプのCNVに対しては新しい治療法を模索する必要があることを報告しました。

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