2012年05月27日 執筆著書
「眼科ケア」Vol.14 No.5 2012
詳細情報
睫毛乱生・眼瞼内反 p15~19
林 憲吾
コメント
“さかさまつげ”には、まつげ(睫毛)が眼球に接触している病気をいいますが、大きくわけて三つの疾患があり、その病態と治療について解説しています。
A)眼瞼内反:加齢によるまぶたのテンションがゆるみ、まぶた自体が内側に回転してひっくりかえっている状態です。
B)睫毛内反:主に小児のさかさまつげです。生まれつき睫毛を外に向けて牽引する力が弱く、さらにまぶたの余剰皮膚により睫毛が内側に押されることが原因です。
C)睫毛乱生:まぶたの向き・位置は正常で大部分の睫毛の向きも正常ですが、一部の睫毛のみ配列が乱れて内側へ向いて生えている状態です.