2017年02月04日 国内学会発表・講演
第28回 眼瞼義眼床手術学会
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まぶたは血流が豊富なため、術後に細菌感染をおこすことは、非常にまれといわれています。免疫力が下がっている状態や特殊な菌(MRSAなど)に接触する機会が多い職業などの特別な患者さん以外では、通常の眼瞼の手術で細菌感染で化膿することは、ほぼありません。
今回、職業上、特殊な細菌に接触する機会のある患者さんで術後にまぶたが腫れ、感染を疑いましたが、抗生剤(マクロライド系)によるアレルギー反応による接触性皮膚炎であった症例を提示しました。
どの薬剤でもアレルギー反応を起こす可能性は常にあり、感染かアレルギーか見極める重要性を再認識する一例の症例報告をしました。