2011年06月26日 国内学会発表・講演
第29回日本眼腫瘍学会
詳細情報
眼瞼・眼窩苺状血管腫の2例
林 憲吾・嘉鳥信忠・板倉秀記・上田幸典
コメント
乳児血管腫(いわゆる苺状血管腫)は、出生時から生後6ヶ月頃まで拡大して、1歳頃から縮小し、小学生入学する頃には消失することが一般的です。しかし、眼の周りに生まれつき巨大な乳児血管腫がある場合、弱視になる場合があります。近年、この血管腫に不整脈の治療薬プロプラノロール(β-ブロッカー)が有用であることが報告されています。外科的に摘出することは非常に困難ですが、その2例の臨床経過について報告しました。