2016年01月31日 国内学会発表・講演
第39回 眼科手術学会
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昨年に引き続き、挙筋腱膜を中心として前転法を動画と模式図を用いて解説いたしました。
挙筋腱膜のみの前転では、重度の眼瞼下垂に対応できない場合があり、そのような場合は、術中に挙筋腱膜とミュラー筋を同時に前転する挙筋短縮術や、さらに挙筋機能が不良な場合は、前頭筋吊り上げ術へ切り替える必要があります。
今回のインストラクションでは、私が昨年執刀した225名433眼瞼の眼瞼下垂の程度の割合と実際に行った術式の割合を供覧いたしました。
具体的には、8割の症例は挙筋腱膜を中心として前転で対応可能でした。
一方、2割の症例は、挙筋短縮術あるは前頭筋吊り上げ術が必要でした。