2016年11月04日 国内学会発表・講演
第70回 日本眼科臨床眼科学会
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今年の「眼形成の基本」インストラクションコースでの私が担当させて頂いたのは眼瞼下垂の全般でしたので、眼瞼の解剖や様々な眼瞼下垂の手術の使い分けについて、解説いたしました。
今回は主に3つの術式、挙筋腱膜前転法、挙筋短縮術、前頭筋吊り上げ術について、それぞれの具体的な動画と注意点について説明させて頂きました。
直近の1年間で私が担当した眼瞼下垂症手術を集計すると、約800例で、約85%は眼瞼皮膚切除と挙筋腱膜前転法で、約12%は挙筋短縮術、約3%が前頭筋吊り上げ術でした。
8~9割の症例は、比較的侵襲の少ない術式で対応できますが、やはり1~2割の症例は、挙筋機能が不良で、次の一手(挙筋短縮術あるは前頭筋吊り上げ術)が必要となります。