2020年11月11日 国内学会発表・講演
第74回 日本臨床眼科学会
詳細情報
インストラクションコース 眼形成の基本
「挙筋腱膜前転法、ミュラータッキング」 林憲吾
今年の臨床眼科学会はWEB開催となりましたので
発表スライドには、すべて音声付きで登録し、
学会に参加登録した眼科医がオンラインで自由に視聴できるシステムとなりました。
今回は、眼瞼下垂に対する2つの術式について、解説いたしました。
コメント
挙筋腱膜前転法は、腱膜を伸びやすいように端に切れ目を入れないと、腱膜は硬くて伸縮性がないため、術後に閉瞼不全が起きやすいという特徴があります。
現在の当院の術式として、軽度の症例に挙筋腱膜前転法、中等度にミュラータッキング、重度にミュラータッキング+挙筋腱膜前転法、という3段階の術式を症例に応じて選択しております。
5年前は挙筋腱膜前転法を主体に施行してまいりましたが、現在はミュラータッキング+挙筋腱膜前転法という組み合わせ術式を主体にしております。