2014年10月29日 筆頭英語論文
International Ophthalmology
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Clinicopathologic Study of Three Cases of Infantile Fibromatosis of Orbit.
Hayashi K, Katori N, Otsuki Y, Ohno-Matsui K.
Int Ophthalmol. 34:1097-1106,2014.
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複数の外眼筋を巻き込む眼窩の線維化腫瘤を来した女児3例を報告しました。線維性腫瘤の牽引により眼球運動障害と眼瞼後退を来たし、病理検査の結果、世界的にも報告の少ない眼窩原発の若年性線維腫症のデスモイド型乳児線維腫症と診断しました。3例の共通する特徴と術後経過の詳細を報告しました。
2013年01月29日 筆頭英語論文
American Journal of Ophthalmology
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Comparison of Nylon Monofilament Suture and Polytetrafluoroethylene Sheet for Frontalis Suspension Surgery in Eyes with Congenital Ptosis.
Hayashi K, Katori N, Kasai K, Kamisasanuki T, Kokubo K, Ohno-Matsui K.
Am J Ophthalmol. 155:654-663, 2013.
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先天性の眼瞼下垂症の小児に対して、前頭筋吊り上げ術を施行しますが、使用する吊り上げ材料としてナイロン糸25名37眼瞼とゴアテックスシート31名42眼瞼の術後の合併症や再発率の比較しました。ゴアテックスシートは再発や合併症が少ない有用な吊り上げ材料であることを報告しました。
2012年04月29日 筆頭英語論文
RETINA
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Two-year outcomes of intravitreal bevacizumab for choroidal neovascularization in Japanese patients with pathological myopia.
Hayashi K, Ohno-Matsui K, Shimada N, Moriyama M, Hayashi W, Tokoro T, Mochizuki M.
RETINA. 32:687-695, 2012
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近視性脈絡膜新生血管(CNV)に対して、ベバシズマブ(アバスチン)硝子体注射(IVB)を施行し、2年以上経過を観察できら69名75眼のデータから、IVBでは中心窩下以外(網膜の中央視野に相当する中心部以外)のCNVでは視力は改善しますが、中心窩下(網膜の中央視野に相当する中心部)のCNVは視力は維持程度であることがわかりました。今後このタイプのCNVに対しては新しい治療法を模索する必要があることを報告しました。
2011年01月29日 筆頭英語論文
American Journal of Ophthalmology
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Long-term Results of Photodynamic Therapy for Choroidal Neovascularization in Japanese Patients with Pathological Myopia.
Hayashi K, Ohno-Matsui K, Shimada N, Moriyama M, Kojima A, Hayashi W, Yasuzumi K, Nagaoka N, Saka N, Yoshida T, Tokoro T, Mochizuki M.
Am J Ophthalmol. 151:137-147, 2011.
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近視性脈絡膜新生血管(CNV)に対して、光線力学療法(PDT)を施行した症例の4年の長期経過のデータを解析し、報告しました。全体では、4年間を通じて、視力は有意な変化はなく、維持という結果でした。CNVの位置別に分けると、中心窩外(中央視野に相当する網膜の中央部以外)のCNVでは4年後視力は維持していましたが、中心窩(中央視野に相当する網膜の中心部)のCNVでは4年後の視力は有意に低下していました。
2010年08月29日 筆頭英語論文
Ophthalmology
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Long-term Pattern of Progression of Myopic Maculopathy A Natural History Study.
Hayashi K, Ohno-Matsui K, Shimada N, Moriyama M, Kojima A, Hayashi W, Yasuzumi K, Nagaoka N, Saka N, Yoshida T, Tokoro T, Mochizuki M.
Ophthalmology. 117:1595-1611, 2010.
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東京医科歯科大学眼科の強度近視外来で5年以上、経過観察可能であった強度近視の429名806眼のデータから各病変から進行がみられた頻度、各進行パターン、視力予後について検討し、強度近視の新しい眼底進行分類を報告しました。平均経過観察期間13年で、40%の症例で何らかの眼底進行がみられました。強度近視の最初の眼底所見である紋理眼底から病変が進行する割合は少ないのですが、びまん性萎縮や限局性萎縮など何らかの病変があると、その後は加速的に病変が進行することがわかりました。さらに、後部ぶどう腫という眼球の変化があると、有意に病変進行することがわかりました。
2009年09月29日 筆頭英語論文
American Journal of Ophthalmology
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Comparison of Visual Outcome and Regression Pattern of Myopic Choroidal Neovascularization After Intravitreal Bevacizumab or After Photodynamic Therapy.
Hayashi K, Ohno-Matsui K, Teramukai S, Shimada N, Moriyama M, Hayashi W, Yoshida T, Tokoro T, Mochizuki M.
Am J Ophthalmol. 148:396-408, 2009.
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近視性脈絡膜新生血管にベバシズマブ(アバスチン)硝子体注射(IVB)26眼、光線力学療法(PDT)36眼、自然経過(無治療)74眼の1年後の成績を比較しました。その結果、1年後の視力はIVB群が、PDT群や自然経過群に比べて有意に良好であることがわかりました。1年後、網膜の萎縮の頻度や面積は、PDT群が有意に高率で広範囲であることがわかりました。