国内学会発表・講演

国内学会での発表・講演をご紹介します。

2014年07月06日 国内学会発表・講演

第3回 日本涙道・涙液学会

詳細情報

イブニングセミナー

当院における涙道閉塞の治療戦略

林 憲吾

コメント

  1. 近年、涙道内視鏡によって、より正確に涙道の検査および治療が可能となりました。理想的には全症例で涙道内視鏡を使用した正確な診断と治療が望ましいと思われます。しかし、ふだん涙道内視鏡のない施設では、どこまでできるのか?どのような場合、ホントに涙道内視鏡が必要になるのか?などについて、解説しました。
  2. さらに、涙嚢鼻腔吻合術(DCR)の術前検査や、低侵襲な局所麻酔下でのDCR鼻内法(EN-DCR)について紹介いたしました。

2014年01月19日 国内学会発表・講演

第35回 日本眼科手術学会総会

詳細情報

インストラクションコース

各手術機器による眼形成手術 vol.6

Conventionalな器材から高周波メスへ

林 憲吾

コメント

メスやスプリング剪刀(小さなハサミ)といった従来からある基本的な手術機材と近年普及しつつある高周波ラジオ波メスを比較した内容です。それぞれのメリット、デメリットについて、皮膚切開や組織の剥離など各場面で比較して解説しました。

2013年11月03日 国内学会発表・講演

第67回 日本臨床眼科学会

詳細情報

小児の片側性の先天眼瞼下垂に対する眼瞼手術前後の屈折変化

林 憲吾、嘉鳥信忠、大野明子、大野京子

コメント

先天性の片側の眼瞼下垂の子供では、下垂側の眼に乱視が強い印象があり、眼瞼下垂の手術をするとまぶたがあがるので直感的には、その乱視は減るように思えますが、実際には乱視が減らない症例が多いことに疑問を感じておりました。そこで聖隷浜松病院眼形成眼窩外科と東京医科歯科大学眼科のデータを合わせて調べてみました。その結果、下垂側の眼は角膜乱視が強く、眼瞼の術後もその乱視は残存し、17%に乱視が原因の弱視がみられることがわかりました。過去の文献でも同様の報告が多く、先天性の眼瞼下垂の眼には先天的な角膜乱視が強く、その乱視は眼瞼の手術をしても減るとは限らず、むしろ残存すると考えた方がいいという結論でした。

2013年11月01日 国内学会発表・講演

第67回 日本臨床眼科学会

詳細情報

インストラクションコース

眼形成のススメ vol.4

眼瞼下垂症手術の3つのパターン

林 憲吾

コメント

眼瞼の解剖と眼瞼下垂に対する手術方法として、挙筋腱膜前転法、ミュラー筋タッキング、挙筋短縮術の3つのパターンを手術動画で解説しました。

2013年07月13日 国内学会発表・講演

第2回 日本涙道・涙液学会

詳細情報

涙嚢原発Solitary fibrous tumorの1例

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、太田優

コメント

流涙、涙嚢部腫脹から一般的に涙嚢炎を疑いますが、その原因が涙嚢腫瘍である場合もあります。孤立性線維性腫瘍(Solitary fibrous tumor:SFT)は、主に肺の胸膜に原発する、悪性度から中間群に分類される間葉系の腫瘍です。涙嚢部原発の報告は国内外合わせて、数例程度です。その非常にまれな1例の手術を含めた経過を報告しました。

2013年02月02日 国内学会発表・講演

第24回 眼瞼・義眼床手術研究会

詳細情報

先天性上眼瞼欠損に対する再建術

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保健一、太田優

コメント

先天性眼瞼欠損(congenital lid coloboma)の部位は上眼瞼の内側が最も多く、単純型眼瞼欠損の他に、Goldenhar症候群などの全身異常の一部としても知られています。手術方法として、単純縫縮や種々の皮弁が報告されています。眼瞼1/2程度の欠損の場合、後葉は外眥上脚を切離し、前葉はVY前進皮弁を併用した上で端々縫縮する方法は、瞼縁動脈を温存する点で有用であることを報告しました。

HOME

HOME