2012年10月01日 執筆著書
「JOHNS」 Vol.28 No.10 2012
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特集 他科が耳鼻咽頭科に求めるもの・提供できるもの
眼科から耳鼻咽頭科に p1579~1585
林 憲吾・嘉鳥信忠
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眼窩骨折診療について診断、治療法の注意点について紹介しています。耳鼻咽頭科ではバルーンを使用した経副鼻腔手術が一般的ですが、骨膜が破綻し大量の眼窩内組織が副鼻腔へ脱出した開放型骨折や外眼筋や眼窩脂肪が絞扼された閉鎖型骨折で副鼻腔側からバルーンを使用した整復術で、正常な眼球運動への改善を図ることは困難であるため、本稿では経皮アプローチによる整復手術ついて解説しています。
2012年05月27日 執筆著書
「眼科ケア」Vol.14 No.5 2012
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睫毛乱生・眼瞼内反 p15~19
林 憲吾
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“さかさまつげ”には、まつげ(睫毛)が眼球に接触している病気をいいますが、大きくわけて三つの疾患があり、その病態と治療について解説しています。
A)眼瞼内反:加齢によるまぶたのテンションがゆるみ、まぶた自体が内側に回転してひっくりかえっている状態です。
B)睫毛内反:主に小児のさかさまつげです。生まれつき睫毛を外に向けて牽引する力が弱く、さらにまぶたの余剰皮膚により睫毛が内側に押されることが原因です。
C)睫毛乱生:まぶたの向き・位置は正常で大部分の睫毛の向きも正常ですが、一部の睫毛のみ配列が乱れて内側へ向いて生えている状態です.
2012年01月27日 執筆著書
専門医のための眼科診療クオリファイ 眼付属器疾患とその病理
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眼窩腫瘍の診断 p250~254
林 憲吾・嘉鳥信忠
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眼球の周りの腫瘍(眼窩腫瘍)を疑う所見として、まぶたが腫れる(眼瞼腫脹)・目が出てきた(眼球突出)・物がダブって見える(眼球運動障害、複視)などがあります。そのような場合、CTやMRI等の画像診断に必要となります。画像から良性か悪性か見分けるためのポイントと、手術を含めた治療方針について解説しています。
2011年10月27日 執筆著書
緊急度・重症度からみた症状別看護過程・病態関連図
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視覚障害 p416~419
林 憲吾
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視力低下や視野異常などの様々な自覚症状から、考えられる疾患を解説しています。
2008年11月27日 執筆著書
続・解決!目と視覚の不定愁訴・不明愁訴
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病的近視 p98~99
林 憲吾
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近視に伴う眼底変化による自覚症状を解説しています。近視性脈絡膜新生血管からの出血による急な視力低下や中心の視野のゆがみなどを紹介しています。
2006年04月27日 執筆著書
解決!目と視覚の不定愁訴・不明愁訴
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甲状腺眼症 p89~92
林 憲吾
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- 甲状腺の異常による眼の症状(甲状腺眼症)について解説しています。
- 上眼瞼後退(うえまぶたが大きく開いた状態)、兎眼(まぶたが閉じれない状態)、眼球運動障害(眼の動きが障害され、物がダブって見える状態)、視神経障害(眼の神経が圧迫され、視力や視野に障害が起きている状態)などがあります。
- 甲状腺機能つまり、甲状腺ホルモンの数値が正常でもこのような甲状腺眼症が起こる場合があります(euthyoid Graves' disease/euthyoid ophthalmopathy)。甲状腺に作用する自己抗体を調べる必要があります。