2018年02月01日 国内学会発表・講演
第41回 眼科手術学会 京都
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レーザーDCRのシンポジウム:
半導体レーザーを用いた局所麻酔の涙嚢鼻腔吻合術は、
短時間で出血も少なく、日帰りで施行可能な新しい手術です。
ただ、レーザーで作成できる吻合孔は1cm弱と小さいため、再閉塞する例もあり、
短期成績(1~2年)としては、既報と同様に80%程度です。
手術手技と再閉塞時の対応などを手術動画で解説いたしました。
眼瞼下垂のインストラクションコース:
今回のインストラクションでは、挙筋腱膜前転法を担当させて頂きました。
当院では、軽度の眼瞼下垂には、左右差を合わせやすいため、挙筋腱膜前転法を適応しております。
通常の腱膜前転と、最小限の腱膜前転について、動画で解説いたしました。
今回のセッションは、討論時間を40分とし、
オーダーメイド眼瞼下垂のための6項目の質問を用意し、
4名の演者に各項目について、意見を交わしました。
2018年01月25日 その他の活動
あたらしい眼科
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先天性の重度の眼瞼下垂に対して、挙筋前転では、矯正不能な場合が多く、
第一選択としては、前頭筋吊り上げ術が適応となります。
吊り上げ材料として、生体材料として、大腿筋膜などの自家組織
あるいは、人工材料として、ポリテトラフルオロエチレン(ゴアテックス)シートなどを用います。
(ゴアテックスシートは2015年より前頭筋吊り上げ術に使用する保険医療材料として国内で発売されました。)
人工硬膜として使用されるゴアテックスシートは術中の光の反射による眩しさを軽減するために
片面のみ凹凸のあるタイプの製品があります。
このシートの場合、凹凸面のマイクロポア内に線維組織が侵入し、周辺組織と強固に癒着するため、術中定量の開瞼がほぼ維持できます。
ゴアテックスシートを用いた前頭筋吊り上げ術後に開瞼幅の過不足が見られた場合、
眉毛上部を再度小切開を加え、シートの長さを再調整します。
今回、一部摘出したゴアテックスシートの病理所見を初めて報告しました。