国内学会発表・講演

国内学会での発表・講演をご紹介します。

2013年02月02日 国内学会発表・講演

第24回 眼瞼・義眼床手術研究会

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先天性上眼瞼欠損に対する再建術

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保健一、太田優

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先天性眼瞼欠損(congenital lid coloboma)の部位は上眼瞼の内側が最も多く、単純型眼瞼欠損の他に、Goldenhar症候群などの全身異常の一部としても知られています。手術方法として、単純縫縮や種々の皮弁が報告されています。眼瞼1/2程度の欠損の場合、後葉は外眥上脚を切離し、前葉はVY前進皮弁を併用した上で端々縫縮する方法は、瞼縁動脈を温存する点で有用であることを報告しました。

2012年11月16日 国内学会発表・講演

第9回 お茶の水眼科先進セミナー

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眼瞼・眼窩腫瘍

林 憲吾

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眼瞼および眼窩に発生する代表的な腫瘍について、その診断や治療法を解説しました。具体的な疾患名は、眼瞼良性腫瘍として、脂漏性角化症、母斑、眼瞼悪性腫瘍として、基底細胞癌、脂腺癌、眼窩良性腫瘍として、多形腺腫、乳児血管腫(苺状血管腫)、皮様嚢腫、眼窩悪性腫瘍として、悪性リンパ腫、腺様嚢胞癌などです。

2012年11月03日 国内学会発表・講演

第27回 眼窩疾患シンポジウム 

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先天鼻涙管閉塞の自然治癒率および晩期プロービングの成功率

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保健一

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先天鼻涙管閉塞の症状(涙目、めやになど)は幼児の6~20%にみられると報告されています。地域集団ベースの大規模な前向きコホート研究では、1歳までに96%が自然治癒すると報告されています。そのため、1歳未満の早期治療(ブジー)を施行せずに、1歳以降に症状が残存する症例に外科的治療を施行する方針が推奨されています。聖隷浜松病院 眼形成眼窩外科における小児の先天鼻涙管閉塞の治療方針として月齢18ヶ月以上に外科的治療を施行しており、過去のデータを調査しました。その結果、地域の専門医療機関を受診する先天鼻涙管閉塞でも生後18ヶ月まで約80%は自然治癒が期待でき、18ヶ月以降に涙道内視鏡を用いたブジー(プロービング)とチューブ挿入の併用治療で高い成功率が得られることがわかりました。

2012年10月28日 国内学会発表・講演

第66回 日本臨床眼科学会

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インストラクションコース

眼形成の基本 vol.10

切開・縫合・止血の基本

林 憲吾

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眼形成手術の基本手技として、皮膚を切開するときの固定や切り方や、止血方法、皮膚縫合(盛り上げる縫い方、凹ませる縫い方)、皮膚の中に埋没させる真皮縫合などについて、模式図や手術動画を用いて、解説しました。

2012年10月25日 国内学会発表・講演

第66回 日本臨床眼科学会 

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眼瞼下垂に対してゴアテックスシートを使用した前頭筋吊り上げ術の安全性の検討

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保健一

コメント

聖隷浜松病院眼形成眼窩外科におけるGore-texⓇシートを使用した前頭筋吊り上げ術82名108眼瞼の術後成績から、再発率と合併症の頻度は非常に低く、安全性の高い材料であることを報告しました。

2012年07月15日 国内学会発表・講演

第1回 日本涙道・涙液学会

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口唇口蓋裂を伴った先天性骨性鼻涙管閉塞の1例

林 憲吾、嘉鳥信忠、笠井健一郎、上笹貫太郎、小久保 健一

コメント

顔面奇形を伴う先天性鼻涙管閉塞症では、骨性鼻涙管閉塞や涙道奇形を伴う場合があります。口唇口蓋裂を伴う先天性骨性鼻涙管閉塞に対して3回のDCR手術を施行後、長期的に良好な結果を得た1例の経過について報告しました。

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