最新の院外活動

2018年05月27日 国内学会発表・講演

第10回 神奈川眼科学会 横浜

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「眼瞼下垂に対する挙筋腱膜前転法とミュラー筋タッキングの術後ドライアイの比較」

林 憲吾

図1 図2

2018年 眼形成学会 Apo と ミュラー 比較 2018.5.4.  7分

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当院では2016年まで挙筋腱膜前転を中心に施行してまいりました。

2017年からミュラー筋タッキングを本格的に導入しました。

両者の特徴と、術後のドライアイについて、発表しました。

2018年02月01日 国内学会発表・講演

第41回 眼科手術学会 京都

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シンポジウム「レーザーDCRの適応・手技・合併症」

林 憲吾

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インストラクションコース「眼瞼下垂手術 オーダーメイドを目指して」

林 憲吾

9 (2) 2018 手術学会討論 2018.1.24.

2018 手術学会討論 2018.1.24.

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 レーザーDCRのシンポジウム:

半導体レーザーを用いた局所麻酔の涙嚢鼻腔吻合術は、

短時間で出血も少なく、日帰りで施行可能な新しい手術です。

ただ、レーザーで作成できる吻合孔は1cm弱と小さいため、再閉塞する例もあり、

短期成績(1~2年)としては、既報と同様に80%程度です。

手術手技と再閉塞時の対応などを手術動画で解説いたしました。

 

眼瞼下垂のインストラクションコース:

今回のインストラクションでは、挙筋腱膜前転法を担当させて頂きました。

当院では、軽度の眼瞼下垂には、左右差を合わせやすいため、挙筋腱膜前転法を適応しております。

通常の腱膜前転と、最小限の腱膜前転について、動画で解説いたしました。

今回のセッションは、討論時間を40分とし、

オーダーメイド眼瞼下垂のための6項目の質問を用意し、

4名の演者に各項目について、意見を交わしました。

 

2018年01月25日 その他の活動

あたらしい眼科

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原著論文「ポロテトラフルオロエチレンシートを用いた前頭筋吊り上げ術の再手術および吊り上げ材料の病理組織」

渡邉佳子、林憲吾、水木信久

あたらしい眼科 34:585-588、2017

図5

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先天性の重度の眼瞼下垂に対して、挙筋前転では、矯正不能な場合が多く、

第一選択としては、前頭筋吊り上げ術が適応となります。

吊り上げ材料として、生体材料として、大腿筋膜などの自家組織

あるいは、人工材料として、ポリテトラフルオロエチレン(ゴアテックス)シートなどを用います。

(ゴアテックスシートは2015年より前頭筋吊り上げ術に使用する保険医療材料として国内で発売されました。)

人工硬膜として使用されるゴアテックスシートは術中の光の反射による眩しさを軽減するために

片面のみ凹凸のあるタイプの製品があります。

このシートの場合、凹凸面のマイクロポア内に線維組織が侵入し、周辺組織と強固に癒着するため、術中定量の開瞼がほぼ維持できます。

ゴアテックスシートを用いた前頭筋吊り上げ術後に開瞼幅の過不足が見られた場合、

眉毛上部を再度小切開を加え、シートの長さを再調整します。

今回、一部摘出したゴアテックスシートの病理所見を初めて報告しました。

2017年10月25日 国内学会発表・講演

第4回アルコン学術講演会 横浜

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特別講演「眼瞼下垂に対する2つの術式:挙筋腱膜前転法とミューラー筋タッキングの比較」

林 憲吾  

無題 スライド1

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眼表面をテーマとした横浜の学術講演会で、

「眼瞼下垂に対する2つの術式」という題名で講演させて頂く機会を頂きました。

今回は、挙筋腱膜前転法とミュラー筋タッキングの2つの術式について、

具体的な手術方法と手術後の経過の違いについて、解説いたしました。

特に術後のドライアイと開瞼幅の変化について

当院の直近1年間で術後3か月以上経過観察可能であった

235名443眼瞼から得られたデータを元に解説いたしました。

 

2017年10月15日 国内学会発表・講演

第71回 日本臨床眼科学会 東京 

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インストラクションコース 「眼形成の基本 vol.15」

眼瞼下垂 挙筋腱膜前転法

林 憲吾

IMG_9653

2017 10月 臨床眼科 インスト 腱膜 2017.10.14

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今年のインストラクションコース(眼形成の基本)は、6人の演者で様々な眼瞼下垂の手術を解説する内容で、私は挙筋腱膜前転法を担当させて頂きました。

挙筋腱膜は、しっかりとした固い線維で、この腱膜を前転固定する術式は、海外でも眼科や形成外科で広く行われている一般的な術式です。

当院の昨年のデータですが、術前から術後3か月までの開瞼の状態を調査したところ、術後1週間から術後1か月、術後3か月と術後の腫れが軽減するとともに、徐々に開瞼が大きくなる傾向がありました。

腱膜前転では、比較的ぱっちりとした大きめな開瞼状態で落ち着く一方、術後早期は一時的にドライアイになる頻度が高いことを解説いたしました。

 

2017年09月08日 国内学会発表・講演

第2回 ESG (外眼部手術勉強会) 横浜

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教育講演「眼瞼下垂手術とドライアイ」

林 憲吾

2017 9月 ESG 下垂術後のSPK 2017.8 見てもらう用

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神奈川県内で外眼部(斜視や眼形成)の分野を専門とした眼科医や形成外科医の勉強会を行っております。

今回は、眼形成がテーマで、私から「眼瞼下垂手術とドライアイ」という題名で、講演させて頂きました。

挙筋腱膜の前転法では、中等度~重度の眼瞼下垂に、挙筋腱膜の大幅な前転を行うと、術後1か月程度は、角膜上皮障害がおこることを頻繁に経験してまいりました。

一方、ミュラー筋タッキングで、中等度~重度の眼瞼下垂に、10~12mmのタッキングを行った場合、術後早期から、角膜上皮障害を全く来さないことが多く、この差について、非常に興味深いと日々の診療で感じておりました。

今回、当院での1年間のデータから両者のドライアイの程度(フルオレセインスコアで定量)と出現頻度(有無の定性)について検討しましたので、その結果を含めて、眼瞼下垂とドライアイについて解説いたしました。

 

 

 

 

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