最新の院外活動

2021年11月05日 国内学会発表・講演

第75回 日本臨床眼科学会 

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インストラクションコース「眼形成の基本」

「ミュラー筋タッキング、ミュラー筋タッキング+挙筋腱膜前転」

林憲吾

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ミュラー筋タッキングは、

①手技が簡単、②瞼縁のカーブがなだらかに自然な仕上がりになりますというメリットがありますが

一方で、注意が必要なのは

①やわらかい組織を短縮しているので、6mm程度の少量のタッキングでは、早期に下垂が再発する

②10mm以上のある程度の幅をタッキングしても、2~3年と長期的にみると、徐々に下垂が再発する

③ミュラー筋が非常に薄い場合、タッキングを施行しても早期に再発する、あるいは矯正力不足となる

という傾向がデメリットと考えられます。

そこで、ミュラー筋だけではなく、挙筋腱膜も同時に前転することが理想的なのですが

挙筋腱膜とミュラー筋を一塊にして前転する挙筋短縮術は、操作が煩雑で、出血や腫脹も多く、術中の開瞼幅と術後の開瞼幅に差が生じることがあります。

そのため、ミュラー筋をタッキング(2点)した上で、挙筋腱膜の後面から1点前転を加えることで、

煩雑な操作は不要で、開瞼不足や再発予防につながる、挙筋短縮術の簡易術式として、有用であることを報告しました。

 

2021年11月03日 筆頭和論文

日本眼科手術学会雑誌

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原著「眼瞼下垂手術後の惹起角膜乱視」

林憲吾、林和歌子、松本年弘、小久保健一、水木信久

眼科手術 34:623-628, 2021

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図4

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423名709眼瞼の術前と術後2か月での角膜形状解析データから角膜乱視の変化量について調査したところ

下垂が重度な症例では、優位に直乱視化(角膜の縦方向のカーブが強くなる)することがわかりました。

(海外では、眼瞼下垂手術後の角膜屈折変化は一時的であり、経時的に減ることが報告されています。)

当院でも、1年後の変化を今後調査したいと考えております。

2021年09月15日 国内学会発表・講演

眼科臨床実践講座 2021 

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眼瞼手術のポイント~眼瞼下垂と内反について~

林憲吾

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今年の眼科臨床実践講座はオンライン配信となりました。

(700名を超える視聴登録があったようです。)

今回、眼形成部門で講演を担当させていただきました。

当院で施行している眼瞼下垂手術と内反症手術について、手術動画を解説いたしました。

2021年05月19日 執筆著書

眼科スゴ技 眼瞼手術

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眼科スゴ技 眼瞼手術

「内反症埋没法」 林憲吾

 

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先天性の逆さまつげ(下睫毛内反)と加齢性の逆さまつげ(下眼瞼内反)に対する埋没法について解説いたしました。

先天性の下まぶたの逆さまつげは基本的に切開法が根治術となります。一部の軽度な症例のみ、埋没法で対応します。

加齢による逆さまつげは、そのゆるみ方によって2パターン埋没法を使い分けています。

約8割の症例で水平と垂直の両方の弛緩を認め、1本で広範囲な埋没法(Wide everting suture)を施行します。

残りの2割の症例では、水平方向のテンションは保たれており、垂直方向のみを2カ所矯正する埋没法(Everting suture)を施行します。

どのパターンの埋没法も、出血も少なく、2~3分と短時間で施行可能です。

2021年05月16日 国内学会発表・講演

第8回 日本眼形成再建外科学会 

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シンポジウム  「眼瞼下垂症手術のエキスパートオピニオン」

「ミュラータッキング+挙筋腱膜前転法」  林憲吾

 

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Web開催となりました眼形成学会ですが、

今回は、6名の演者によるそれぞれの眼瞼下垂手術について、討論する企画に参加させていただきました。

私の主な眼瞼下垂手術(挙筋前転法)の術式として習得した順番として、①挙筋腱膜前転、②挙筋短縮術、③ミュラー筋タッキング、④ミュラー筋タッキング+挙筋腱膜前転という流れで現在に至っております。

各術式には、一長一短がありますので、症例に応じて、最適と思われる術式を選択するようにしております。

当院では、軽度な症例に挙筋前転法、中等度以上の症例にミュラー筋タッキングをベースとして、必要に応じて挙筋腱膜前転を術中に追加しております。

今回、ミュラー筋タッキング+挙筋腱膜前転について、私が実感するメリットを含めて、解説させて頂きました。

 

2021年02月12日 国内学会発表・講演

第44回 日本眼科手術学会 一般講演

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「眼瞼下垂術後の惹起角膜乱視」

林 憲吾

999 444

222 888

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眼瞼下垂手術後に角膜の乱視が変化する症例があります。

どのような症例にどのような変化が起こるのか

当院のデータを発表いたしました。

結論として、軽度な眼瞼下垂は、前転する挙筋のボリュームは少ないため、ほぼ乱視は変化ありません。

重度な眼瞼下垂の場合、大量に前転する挙筋のボリュームにより、眼球上方が圧迫され、直乱視化する傾向があることがわかりました。

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