国内学会発表・講演

国内学会での発表・講演をご紹介します。

2012年01月28日 国内学会発表・講演

第33回 日本眼科手術学会総会

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先天性眼瞼下垂症に対する前頭筋吊り上げ術の材料による再発率の比較

林 憲吾・嘉鳥信忠・板倉秀記・上田幸典

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ナイロン糸を使用した吊り上げ術とゴアテックスシートを使用した吊り上げ術の手術動画とその術後の再発率の比較について報告しました。

2011年10月29日 国内学会発表・講演

第26回 眼窩疾患シンポジウム 

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眼窩蜂窩織炎後の眼瞼部感染による下眼瞼欠損に対する正中前額皮弁 による再建の1例

林 憲吾・嘉鳥信忠・板倉秀記・上田幸典

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劇症型A群β溶連菌感染症に伴う壊死性筋膜炎によるものと思われる下眼瞼欠損に対して、正中前額皮弁での再建が可能であった1例について報告しました。

2011年10月09日 国内学会発表・講演

第65回日本臨床眼科学会 

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先天性眼瞼下垂症に対する糸を用いた前頭筋吊り上げ術の再発率と再発時期

林 憲吾・嘉鳥信忠・板倉秀記・上田幸典

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先天性眼瞼下垂症に対する糸による前頭筋吊り上げ術は手術手技は簡便ですが、一般的に再発率が高く、効果は一時的なものとされています。しかし、その再発率や再発時期についての具体的な方向は少ないため、聖隷浜松病院眼形成眼窩外科のデータを調査しました。その結果、術後平均3年で約2/3の症例で下垂の再発がみられ、そのうちの再発時期は手術から平均2年後であることがわかりました。

 

2011年06月26日 国内学会発表・講演

第29回日本眼腫瘍学会

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眼瞼・眼窩苺状血管腫の2例

林 憲吾・嘉鳥信忠・板倉秀記・上田幸典

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乳児血管腫(いわゆる苺状血管腫)は、出生時から生後6ヶ月頃まで拡大して、1歳頃から縮小し、小学生入学する頃には消失することが一般的です。しかし、眼の周りに生まれつき巨大な乳児血管腫がある場合、弱視になる場合があります。近年、この血管腫に不整脈の治療薬プロプラノロール(β-ブロッカー)が有用であることが報告されています。外科的に摘出することは非常に困難ですが、その2例の臨床経過について報告しました。

2010年11月12日 国内学会発表・講演

第64回 日本臨床眼科学会

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退行性下眼瞼内反症に対する水平方向の広範囲な埋没法の治療成績

林 憲吾・大野京子・森山無価・林 和歌子・ 望月 學

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退行性下眼瞼内反症(いわゆる老人性の下まぶたの逆さまつげ)は、垂直方向と水平方向の弛緩(ゆるみ)が原因と言われています。治療法として、従来の埋没縫合法は数か所、垂直方向のみ矯正するもので、再発率が比較的高いとされています。そこで、垂直方向と水平方向を短縮するように広範囲に通糸する新しい埋没法(Wide everting suture)を考案し、その41例の成績を検討したところ、再発率も少なく(1年で約7%)、簡便で有用な術式であることを報告いたしました。

2010年11月11日 国内学会発表・講演

第64回 日本臨床眼科学会 

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日本強度近視眼底研究会

近視性脈絡膜新生血管に対するPDTとベバシズマブ硝子体注入の治療成績

林 憲吾・大野京子・島田典明 ・森山無価・宮澤 有里子・林 和歌子・ 所敬・ 望月 學

コメント

近視性脈絡膜新生血管(CNV)に対する光線力学療法(PDT)43眼、ベバシズマブ(アバスチン)硝子体注射(IVB)治療75眼の2年後の成績をCNVの位置を中心窩下(中心視野に相当する網膜の中央部)と中心窩下以外(網膜の中央部以外)に分け、さらに網脈絡膜萎縮の発生、拡大の影響を比較検討しました。その結果、PDTではCNVの位置に関わらず視力は維持程度であり、IVBでは中心窩下以外のCNVでは視力は改善しましたが、中心窩下のCNVは視力は維持程度でした。両群とも中心窩下CNVでは高率に広範囲に萎縮が発生したため、今後このタイプのCNVに対しては新しい治療法を模索する必要があることを報告しました。

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