2019年10月30日 国内学会発表・講演
第73回 臨床眼科学会 京都
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眼瞼下垂の手術を特集したインストラクションコースで
眼瞼の余剰皮膚切除について解説させて頂きました。
眼瞼皮膚弛緩(まぶたのたるみ)に対する皮膚切除には、以下の2つの方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
①瞼縁皮膚切除(上眼瞼形成術):メリットとして、希望の二重の高さで重瞼線を作成できる。眼窩脂肪も切除でき、必要に応じて挙筋前転も同時に施行できる。デメリットとして、厚い皮膚の方は、厚ぼったい人工的な二重になる。
②眉毛下皮膚切除(上眼瞼リフト):メリットとして、厚い皮膚を切除できるため、自然な仕上がりになる。デメリットとして、一重の方は、術後も一重のまま。眼窩脂肪切除や挙筋前転は併施できない。
上記の2つの術式の具体的なデザインや手術動画を解説いたしました。
2019年02月04日 国内学会発表・講演
第42回 眼科手術学会 横浜
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当院では、中等度以上の眼瞼下垂に対して、ミュラー筋タッキングを第一選択としておりますが
ミューラー筋タッキングのみでは、開瞼不足な場合があります。
その場合、挙筋腱膜とミュラー筋を同時に前転する挙筋短縮術へ切り替えることを考えますが
挙筋短縮術を施行するためには、ミュラー筋と瞼結膜を剥離し、さらに眼窩隔膜を切開する必要があります。
そのため、侵襲の大きい手術となります。
この点を補うために、挙筋腱膜を後面から前転固定を追加する方法を当院では施行しております。
この2つの術式を組み合わせた症例の割合と術後の経過について報告しました。